Menu
instagram Facebook

最新5件

※手術の写真を掲載しておりますので、
苦手な方はご注意ください。

猫の甲状腺機能亢進症
●概要/症状
甲状腺機能亢進症とは高齢の猫(7〜8歳以上)でとても多いホルモンの病気です。
甲状腺とは喉にある左右一対の器官で、ほぼすべての臓器に作用して代謝を活発化させるホルモンを分泌します。
この甲状腺ホルモンの過剰により、1番多い症状は体重減少です。
他にも、多食または食欲不振/活動性亢進(怒りっぽい等)/多飲多尿/嘔吐/下痢/毛ヅヤが悪くなる等、さまざまな症状が起こり得ます。
ホルモンが過剰になる原因としては、甲状腺の過形成や腺腫がほとんどで、稀に腺癌(悪性)等が考えられます。

●診断
血中の甲状腺ホルモン(T4)の測定を行います。
軽度、もしくは初期の甲状腺機能亢進症の場合など一度の検査で血中のT4の上昇が確認できるとは限らないため、甲状腺機能亢進症を疑う所見があれば再測定もしくはfT4という数値をはかることもあります。
また、甲状腺機能亢進症以外の病気を除外する目的として血液検査/レントゲン検査/超音波検査/尿検査/血圧測定等、一般的な検査も同時に行うことが多いです。

●治療
治療法としては①抗甲状腺薬の内服や食事療法による内科療法、②甲状腺を摘出する外科療法があげられます。 予後は、ホルモン値のコントロールができれば良好です。 しかし慢性腎臓病を併発している子の場合、甲状腺機能亢進症の治療をすることで腎臓の数値があがってしまうため注意が必要です。


上記のような症状が見られればお気軽にご相談ください。


執筆担当
獣医師 小針

症例報告一覧